クリエイターの力で浜松の課題解決に取り組む
取組概要
「BABY BOX Project」は、浜松の育児世帯・地場産業・少子高齢化問題の解決を図るための事業。遠州織物で「はままつBABY BOX*」を作り、浜松ならではの地域創生を目指す。事業では他地域でのBABY BOXの取り組みの調査や、遠州織物や、注染染めをはじめとした、地場産業と協力しBABY BOXのサンプルの制作、それらの産業の魅力を浜松市内外へ発信を行った。
*遠州織物を使用したベビー用品（おくるみ、スタイ、バスタオル、だっこ枕、モビール、手ぬぐい、包装箱を含む7点）のギフトボックス
事業成果
BABY BOXを作るにあたって新たな事業者との繋がりができ、「職人」「クリエイター」「育児者」のそれぞれの分野で多くの方の協力を得られることができた。それぞれの課題に向き合い、興味関心を引き出し、浜松の育児環境の改善や地場産業の発展のための一歩になったのではないかと考える。また、かぼちゃパンツ制作のワークショップを通して、プロジェクト自体の発信もさることながら、注染の型紙や手ぬぐい活用法などを伝え、伝統産業の振興の寄与につながったと捉えられる。
今後の展開・展望
事業PRの素地ができたので、これからも発信を続け認知度を上げていきたい。行政との連携も目指し、浜松を子育てしやすい安心できる場所にするための活動に取り組んでいく。今後は「はままつBABY BOX」第一弾の販売に向けた活動を行っていく予定である。
浜松アーツ&クリエイション
事務局より
BABY BOX Supporters(以下BBS)のメンバーは仕事や家庭の都合で市外から移住してきた方々で構成されています。そのため浜松の持つ魅力を客体化して捉えられているのも本事業の特性だと思います。そんなBBSのメンバーが地元の賛同者や、協力者を集め、地元の魅力と浜松の可能性の種が沢山詰まったBABY BOXが完成しました。そのBABY BOXが次世代の子どもたちに手渡され、また次の花が咲く時が来るのが今から楽しみでなりません。