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2021.03.24INTERVIEW

画家・グラフィックデザイナーの野村ちひろさんにお話を伺いました

浜松市在住の画家・グラフィックデザイナーの野村ちひろさんにオリエンタル雑貨+カフェOra(※)でお話を伺いました。

 

 

―野村さんの後ろにある壁画、素敵ですね!?

 

店主の女性のイメージを基に私が描きました。約130年前の古民家を自分達でリノベーションしたエネルギーに溢れた部分とオリエンタルな部分を表現しました。彼女からは、自分の感性を信じて自由に描いてと言われていたので、何も決めずに描き始めたんです。

 

 

― ライブペインティングをよくされていますよね?

 

今は、コロナでイベントも減ってしまっていますが、年に3,4回は行っています。ライブペインティングでも何も決めずに描き始めますが、その方が気持ちが入るような気がしています。昔は、何も出なかったらどうしよう、変な作品になったらどうしよう、と不安な気持ちを抱えながらキャンバスに向かっていましたが、今は、『きっと、大丈夫』という気持ちで臨めています。ライブペインティングで音楽家の方々とご一緒するので、音楽関係の人達と繋がりができるのも嬉しいですね。

 

 

 

天竜 四季の森主催「天竜 四季の音コンサート」でのライブペインティングの様子

 

 

―作品を制作する理由を教えてください。

 

4歳から、ずっと、絵描きさんになりたいと思っていたんです。絵を描くことが好きだから描きたいし、絵を描くことが好きだから絵描きさんになりたかったんですけど、続けていると、辛いこともあって・・・ でも、絵を描くことは自分の心の中に潜っていくような感じがあって、描いた後は、すごくスッキリした気分になるんですよ。自分の心のバランスを保つために、描いているというのもあるかもしれません。

 

 

―野村さんは青森県八戸出身ですが、どのようなご縁で浜松にいらっしゃったのですか?

 

東京で働いている時に沖縄を目指して、ヒッチハイクしていたんですよ。途中、広島あたりでお金が尽きて(笑)アルバイトをしている時に、秋田出身の方と知り合って、その縁で秋田で働き始めました。秋田の勤務先で浜松に転勤になり、現在に至っています。そんな流れで浜松に来ましたが、浜松は開放的で、好奇心旺盛な人が多いなって感じています。

 

 

―今後、挑戦してみたいことはありますか?

 

今ちょうど、絵画教室を始めたんですけど、小さな子達が多くて、画材の使い方や筆の使い方は教えますが、特段何か教えなくても、自分の感性で絵を描き始め、どんどん上手になっていくのが本当に面白いです。絵画教室に参加した子供達が無言のうちに影響し合い、お互い、良い所を認めだしたなっていうのも感じられるので、絵を描くことがコミュニケーションのツールになることを再認識しています。大人の方には、絵を描くことの楽しさを伝えたいですね。もっと気軽に、楽しんで絵を描いて欲しいです。それから、参加型のライブペインティングもやってみたいですね。その場にいる全員が一筆ずつ入れて、皆で作品をつくってみたいです。

 

 

【Web】http://chihiro-nomura.com/

【Instagram】@chihiro_design_studio

 

 

本田宗一郎ものづくり伝承館 http://www.honda-densyokan.com/ で3/24(水)から4/18(日)まで「天竜 四季の森展」が開催され、野村ちひろさんの作品も展示されます。是非、ご覧ください!

 

 

※撮影協力

オリエンタル雑貨+カフェOra(浜松市北区引佐町谷沢238-1)℡053-543-1670

明治23年築の古民家を改修した素敵なカフェです。

月に1回、野村さんの制作された作品の展示、販売会も行っているそうです。詳細はお店にお問い合わせください。