古楽を知る、聴く、体験する!!
取組概要
鴨江アートセンターにて、古楽を知る・聴く・演奏を通じて、古楽の魅力に迫る総合的な市民参加型イベントです。
【知る】 古楽器とは何か、どんな楽器があるのか、現在までにどの様な変遷があったのかを展示やレクチャー、古楽器体験を通して知る。
・楽器紹介
・楽器展示、メンテナンス会
【聴く】市民団体やプロの演奏家の古楽演奏を実際に聴いて、古楽器の繊細な響きを体感する。
・講師によるプレミアムコンサート
・市民参加による合同演奏
【演奏する】 古楽愛好家による有志演奏。また、古楽ならではの楽器編成の自由さを生かし、市民団体、プロ奏者との大規模な合同演奏。
・ワークショップA :チェンバロレッスン
・ワークショプB :コルネット体験
・ワークショップC :なんでも音出し会
事業成果
古楽を楽しむ・知る・触れる・聴く・演奏する・古楽を通して様々な交流
をする等、様々な目標を達成できました。
また、フェスティバルとして終日楽しんでいただけるような会場構成で、多くの人々に来場いただくことができました。
【来場者数】
イベント全体の来場者数約180名
【ワークショップA チェンバロレッスン 受講者2名、聴講者約30名】
当日はチェンバロ製作家の方にもサポートしていただきながら、演奏体験のみならず、楽器の仕組みの説明や、演奏家の奏法レクチャーが行われる等、充実した内容でした。
【ワークショプB コルネット体験 受講者5名、聴講者約10名】
音を出すことだけでもとても難しい楽器のWSでしたが、受講者のみならず、聴講者も楽器の魅力が伝えることができました。
【ワークショップC なんでも音出し会参加者 約20名】
バリエーションに富んだ音出し会となり、日常的には演奏機会が少ない古楽器奏者にとっては、気軽に演奏できる機会となりました。初対面の参加者同士の交流を行うことができました。
【講師によるプレミアムコンサート鑑賞者 約60名】
講師によるコンサートは、午前中のWSや楽器紹介、それ以外の交流等のおかげで予定より多くの方にご来場いただきました。
【合同演奏参加者 約40名】
プロ・アマ問わず、多種多様な楽器が一体となって演奏する機会を創出しました。市民の方々にも多数ご参加いただき、フェスティバルの象徴的な演奏となりました。
今後の展開・展望
今回、ご来場・ご参加いただいた多くの方から、次回開催を期待する声をいただきました。
開催頻度については、恒例のイベントとして定着・継続していくために、運営委員会形式での運営を行ったり、イベント規模を再検討する等、これから準備を進めていきたいと考えています。
浜松アーツ&クリエイション
事務局より
トロンボーン、サックバットのプロ奏者である小野さんが、他の古楽器奏者と協力しながら、個人で手掛けた初の大型イベント。演奏者・講師でありながら、イベント運営全般を担う立場である点は、小野さんにとって通常のコンサートとは異なる新しい挑戦でした。同じような境遇で活動をする市内の演奏家と情報交換や、アドバイザー、浜松A&Cによる助言、会場設営のシミュレーション等を行うことで当日の進行が滞りなく行えたことは、今後の活動の幅を広げるきっかけになったのではないでしょうか。参加者の中からも継続の声が挙がる中で、このフェスティバルが来年以降も開催され、多くの市民に古楽器の魅力を広める機会となることに期待をしています。(浜松A&C 縣)