Hamamatsu Arts & Creation 浜松アーツ&クリエイション

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やらまいか精神に溢れた
浜松ゆらいの素敵な人やできごとをご紹介します!

世界で活躍する浜松のアーティスト Vol.3 人形作家・瀬川明子

浜名湖畔弁天島にアトリエを構える人形作家の瀬川明子さんの作品が、この8月にNY、ブルックリンのOSSAM Gallery で開催された『Japanese 4 Women’s ART SHOW IN BROOKLYN』 で紹介されました。その様子、それから、そこにたどり着く経緯などのお話を伺いました。

 

Q1 ブルックリンでのグループ展の様子はいかがでしたか? 

今回は、J-COLLABO.ORGという、ブルックリンを拠点に日本の作家の作品を紹介している団体からお声掛けがあって実現したものです。

開催時期は夏休みでしたが、おかげ様で盛況でした。ギヤラリーのある場所には、日本の雑貨アート作品、日本食品ショップ、美容院、カフェ、がありますので、そういった場所に来た方が寄っていただくこともあったようです。来場者の多くは、「独自のそれぞれの表現が同じ会場で互いに不思議と共鳴しあって、同時に見れて楽しかった」、また「アート作品のそれぞれの仕事が丁寧で繊細で美しい」と、感心してくれてました。

 

それぞれの作品集やポストカードコーナーも設け、展示作品含め、お気に召した一部はお買い上げもしていただきました。

ギャラリーは、作家の4人で交代しながら、英語力には苦慮しましたが、なるべく現地の方々とコミニュケーションをとる様にしてました。

昨年に続いての再会、新たな出会い、また次につながる話もあり、ここJ-COLLABO.ORGがホームになり拠点になって人とのつながりが広がっており、感謝の気持ちでいっぱいです。

作家4人はギャラリーの2階の宿泊施設での、女子4人の合宿生活!

交代で買い出し、食事の支度などを分担しました。展示会の合間には、地下鉄やタクシー、Uberを活用して、NY的生活を満喫してきました。非日常の刺激に溢れた、思い出深い、愉快で濃い二週間になりました。

次の制作のアイデア、ヒントも出て、次への展開、制作が始まりました。

Q2 どういう経緯で、NYでグループ展を開催することになったのでしょうか?

モダンアート協会のスペースアート部門で一緒だった名古屋の作家の友人が、和紙をテーマに世界各地で研究発表してる愛知県立芸術大学の柴崎教授の研究グループに参加して2017秋NY 展を開催しました。

「こういう機会に是非NY のアートシーンを見たい」と思い、NY 展のオープニングに行く事を彼女に約束し、弾丸3泊5日の強行軍で行ってきました。その時に、このギャラリーでオーナーさんにお会いし、「ギャラリーメンバーになって暮れのグループ展に参加しませんか?」とお声かけいただき、第一歩を踏み出す機会を得て、帰国してすぐ作品を用意し送りました。

団体展、グループ展、個展、を日本各地でしてきて、NY 初グループ展に参加したという流れで、個展30回目はベストシーズンの9/29〜10/9にこのブルックリンのギャラリーで開催出来ました。

この開催中に、今回のグループメンバーで来年どうか?というお話になり、この夏8/1〜11  Japanese Women’s4展となりました。

一歩踏み出したことが、次の機会に繋がって、次には何が起きるか?今までも、これからも、私自身がワクワクしながら活動してます。

Q3. 瀬川さんの現在の活動について教えてください。

日本創作人形学院で人形制作の基礎を学び、1986年講師資格を取得して以来人形作家として、市内公民館、SBS学院で教えながら、独自の作品を東京、名古屋、神戸、仙台、金沢等々で個展、グループ展で発表してきました。その後モダンアート協会展で優勝賞等の賞をいただき美術館中心に発表してきましたが、団体展の限界を感じ、更に独自の表現を追求して発表する場を広げたいと改めて決心し、2017年に退会。現在無所属で個展中心に国内外で活動中です。

Q4 静岡市生まれということですが、どうして浜松にアトリエを構えることになったのでしょうか?

結婚を機に浜松に移転しました。家庭人として社会人として子育てしながら様々な顔を持ちながら、『どうしたら、自分が自分を見失わないでいられるか?』という想いで、僅かに一人になる時間に粘土遊びを始めました。この僅かですがクリエイティブな作業の先に時空を超えて広がる宇宙空間に繋がる神妙な経験、夢中になって創作遊びしました。後から想うと、出会ってしまった!浜名湖の水辺辺りは、私にとって、大変魅了される場所で、極自然に心地よく、気が付いたら住まいもアトリエも浜名湖畔‼︎

制作の大概はここ水辺から広がる海、空、風、雲の旅路、、これらの自然空間 からインスパイアされます。

Q5 浜松について思うことはありますか?

浜松に移転した頃は浜松市街地は活気があり、街中にギャラリーもかなりありましたが、当時に比べたらさみしい限りです。浜松市美術館も小さいながら楽しい企画を考えてそれなりに検討していると思います。

新美術館構想の折にアクトの中に音楽の殿堂に並ぶよう美術館があれば?と期待していましたが、いつの間にかその構想も消えてしまい、残念です。浜松は車社会で郊外型が進んでますから、この際新現代アート美術館を浜名湖畔辺りの、ロケーションの良いところに作ったらいいのにと思います。美術と一緒に、周辺の浜松の美しい景色も楽しんでいただく。世界的大企業がある浜松の企業人が、地域の人達と力を合わせて、各地から訪ねたくなる美術館建設、未来の子供達の為にも文化的貢献に力を尽くしていただいたらと、切に願います。浜名湖畔のアトリエで制作しながら、空を雲を眺め、弁天島の見事な美しい夕景を見ながら、夢みたいな妄想も湧き上がり、私は今やすっかり浜松人で浜名湖愛に満ち溢れてる事に気づきました。

 

瀬川明子

静岡市 生まれ 現在浜松市在住

浜名湖畔JR弁天島駅前にて制作工房及び瀬川明子創作人形教室: Atelier House of Clay主催。

日本創作人形学院で人形制作の基礎を学び、1986年講師資格を取得して以来人形作家として、市内公民館、SBS学院で教えながら、独自の作品を各地(東京、名古屋、神戸、仙台、金沢等々)個展、グループ展で発表。その後、制作作品が大型化しモダンアート協会展にチャレンジして入選、以来新人賞、俊英作家賞、優勝賞、等々の賞を受賞。2011に協会賞、会員となり、美術館中心に発表してきた。現在無所属で個展中心に国内外で活動中。